入力する前の確認
計算前にそろえる4つの数字
一成約分の売上・費用と、観測期間全体の広告費・成約数を区別します。小規模なECで同じ商品を一個ずつ販売した架空例から、四つの入力欄への対応を確認します。
最初に「1成約」と期間を決める
この例は実店舗の実績ではありません。架空の9月1〜30日に、一つの広告の対象となる同じ商品を、1注文につき1個、同じ価格・費用条件で販売したとします。1成約を1注文と数え、売上は1注文10,000円、成約は10件、期間の広告費は50,000円です。購入者からの別途の送料収入や返金はない例です。
手元の記録でも、期間・対象商品・成約の数え方をそろえてください。クリック、資料請求、注文を同じ一件として混ぜると、このモデルの前提が変わります。広告管理画面と注文の記録の対応も確認します。広告の帰属や増分効果は、この道具では判定しません。
広告以外の変動費は、1成約分を合計する
この架空例では、1注文ごとに次の費用を販売者が負担します。実際の金額や手数料率の目安ではありません。自分の契約・明細と実際の負担を確認してください。
- 商品原価
- 3,000円
- 1注文分の梱包資材
- 200円
- 販売者が負担する1注文分の送料
- 800円
- 1注文ごとの決済手数料(架空の一定額)
- 400円
- 1成約分の広告以外の変動費
- 4,400円
入力するのは1成約分の4,400円です。10件分の合計44,000円を入れると、計算時にもう一度成約数が掛かります。広告費は別の欄に入れるので、この内訳には重ねて含めません。
月額固定の家賃や利用料をこの欄にそのまま入れると、1成約ごとにその金額がかかる計算になります。固定費も含む事業全体の利益を知りたい場合、この四つの入力だけでは足りません。
四つの入力欄に対応させる
- 成約あたり売上
- 10,000円
- 広告以外の変動費
- 4,400円
- 広告費
- 50,000円
- 成約数
- 10件
「成約あたり売上」と「広告以外の変動費」は1成約分です。「広告費」と「成約数」は同じ観測期間の合計です。すべて半角の整数で入力します。小数円、負数、通貨換算は扱いません。費用がないことを確認できた場合の0と、まだ分からない空欄は区別してください。
この入力を計算するとどうなる?
- この期間のモデル結果
- +6,000円
- 計算式
- 10件 × (10,000円 − 4,400円) − 50,000円 = +6,000円
これは四つの入力を整理した結果です。固定費や税などを引いた会計上の利益や、広告を続けるべきかの判断ではありません。結果の読み方は必要成約数の説明とCPA・ROASの説明で確認できます。
一組の数字にまとめられないとき
価格や原価、送料が異なる商品・注文、複数のキャンペーンを混ぜた合計は、この一商品・一期間モデルの対象外です。条件のそろう対象を分けて確認し、平均値を一組だけ入れて全体の採算とみなさないでください。対象ごとの広告費を分けられない場合も、全体の広告費をそれぞれに重ねて入れる計算では全体を評価できません。
税、返品・返金、解約、リピート購入、LTV、入出金の時期も含みません。これらが結果に影響する場面を、この四入力だけで評価することはできません。将来の広告成果や、費用・成約数の予測にも使いません。
自分の記録を確認して入力する
例の値は自動入力されず、URLにも引き継がれません。手元で一成約分と期間合計をそろえてから、四つの欄へ手入力してください。